
仕事が忙しい人ほど、
限界ギリギリまで何とかなると思ってしまう。
そして周りも
「頑張ってるな」くらいに見えてしまう。
その結果、
気づいた時にはもう休職。
職場では
よくある話だけど、
当事者も周りも胸に刺さる展開です。
今回は、
鬱の前兆として
実際に表れやすい行動や言動を、
「周囲から見えるサイン」と
「本人だけが感じている内側のサイン」
に分けてまとめます。
あくまで
医療診断ではありませんが、
現場での気づきには十分役立ちます。
周囲から見える「鬱の前兆サイン」
■行動量が目に見えて減る(静かにフェードアウト)
いきなり倒れるわけじゃない。
まず動きが鈍くなる。
判断が遅く、
ミスが増え、作業スピードも落ちる。
頑張ってるのに
空回りしているように見える時は、
脳が限界寸前の合図です。
■表情が薄くなる(感情の起伏が小さくなる)
冗談に反応しない、笑顔が減る。
「疲れてるのかな?」
と思うかもしれないけど、
これは早期の変化として多いサイン。
■急に仕事の段取りが組めなくなる
普段できていたことが
急にできない。
優先順位が分からず、
同じ質問を何度も確認する。
これは
処理能力の限界が近い証拠。
■責任感が過剰になる(頑張りすぎる)
「迷惑かけたくない」
「まだ大丈夫」
この言葉は
頑張るのではなく
自分を追い詰めている危険信号。
■生活習慣が乱れる(身だしなみや時間の乱れ)
鬱の前兆が進むと
最後に見た目が崩れ始めます。
髭、衣服、遅刻、食事抜きなど
余裕がごっそりなくなっていきます。
本人だけが感じている内側の前兆
■朝起きた瞬間から疲れている
寝ても疲れが抜けない。
目覚めた時点で今日が重い。
これは
心のSOSとして非常に典型的です。
■楽しさを感じない(感情の鈍麻)
趣味や好きなことが楽しめない。
「何しても心が動かない」
状態は本人が一番怖いと感じる部分。
■食欲と睡眠の乱れ
食べない/甘いモノだけ無性に欲しがる。
夜は眠れず、
朝は起きられない、または早朝覚醒。
体内のリズムが
完全にズレ始めているサイン。
■反すう思考(ネガティブが止まらない)
「あのミス最悪だった」
「自分はダメだ」
止めたいのに止められず、
頭の中で同じ悩みがぐるぐる回る。
■涙もろくなる・感情のバランスが保てない
表には出さないけど、
家では涙がこぼれる。
心の筋力が弱ったときに
最初に崩れるのは感情のコントロール。
なぜ気づけないのか?(ここが一番残酷なポイント)
● 本人は甘えだと思い込む
● 周りはただ忙しいだけと判断する
● 責任感が強い人ほど限界を隠す
● 休日返上で仕事をすると回復の機会がゼロ
つまり、
鬱は見た目で分かりにくい病気。
誰が悪いわけでもなく、
静かに、知らないうちに進行する。
今回のケースから考えられること
おそらく以下が重なっていました。
● 限界超えでも走り続けてしまった
● 周囲に頼れなかった
● 自分の異変に気づいていたが、言葉にできなかった
● 休日返上で回復時間が一切なかった
これは珍しいことではなく、
真面目で責任感の強い人ほど
陥りやすい典型例です。
周囲ができることと、自分を守るための意識
● 「大丈夫?」を表面だけで終わらせない
● 仕事量が異常に多い人には、意図的に休ませる
● 冗談が減った人・表情が薄い人にこそ声をかける
● 自分自身の朝のコンディションにも敏感になる
この4つだけでも、
誰かの落下を防げる可能性があります。
まとめ
鬱は、
ある日突然ではなく、
じわじわと生活の端から
侵食していく静かな病気です。
仲が良かった人が
休職したという事実は、
あなたを責めるためではなく、
「誰にでも起こり得る」
という現実を突きつけているだけ。
今回の記事が、
あなた自身や周囲の誰か
を守るきっかけになればと思います。