40代女性の血糖値が高いと感じたらどうすべきか?
糖尿病予防のために
今すぐやるべきことをご紹介します。
血糖値が高いということは、
血液中のブドウ糖（糖分）の
濃度が多くなりすぎている状態です。
血液中のブドウ糖は、
体の細胞にエネルギーを与える役割をしますが、
過剰になると血管や臓器にダメージを与えてしまいます。
血糖値が高いまま放置すると、
動脈硬化や心筋梗塞、
脳卒中などの循環器系の病気や、
失明や腎不全などの
重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
特に40代女性は、
加齢やホルモンバランスの変化などで
血糖値が上昇しやすくなります。
そこで、
40代女性が血糖値が高いと感じたら、
まず何をすべきか?
そして日常生活で
どうしたら血糖値を下げることができるか、
具体的な方法をお伝えします。
血糖値が高いと感じたら…医師に相談しよう
血糖値が高いと感じたら、
まずは医師に相談しましょう。
自覚症状がなくても、
年に1回は健康診断で
血液検査を受けることも大切です。
血液検査では、
空腹時血糖
（食事を摂ってから8時間以上経過した時の血液中のブドウ糖濃度）や
HbA1c
（過去2～3ヶ月間の平均的な血液中のブドウ糖濃度）
などを測定します。
空腹時血糖が126mg/dl以上、
HbA1cが6.5％以上と確認された場合、
糖尿病である可能性が高くなります。
また、空腹時血糖が100mg/dl以上、
HbA1cが5.6％以上と判定された場合、
高血糖の状態であり、
糖尿病の予備軍と考えられます。
糖尿病の診断には、
他にも75g経口ブドウ糖負荷試験
（食事を摂ってから2時間後の血液中のブドウ糖濃度を測定する検査）
などが必要です。
医師の指示に従って、
必要な検査を受けましょう。
血糖値を下げるために…食事と運動に気をつけよう
血糖値が高いと感じたら、
医師に相談することが最優先ですが、
それと同時に日常生活でできることもあります。
それは、
食事と運動に気をつけることです。
食事と運動は、
血糖値をコントロールする上で非常に重要な要素です。
血糖値が高い人は、
次のポイントに注意して
食事と運動を行いましょう。
食事のポイント
- 1日3食、規則正しく食べる
- 早食いせず、よく噛んで食べる
- 副菜（野菜・きのこ・海藻など）→主菜（肉・魚・大豆製品など）→主食（ごはん・パン・麺など）の順で食べる
- 糖質（主食や甘いものなど）の摂取量を減らす
- 低GI食品（血糖値が上昇しにくい食品）を選ぶ
- 良質な油（エゴマ油・オリーブオイルなど）を使う
- 間食は200kcal以内にする
- 夜ごはんは就寝の2～3時間前までに済ませる
- 甘い飲み物やアルコールを控える
運動のポイント
- 週に3回以上、30分以上の有酸素運動（ウォーキング・ジョギング・サイクリングなど）を行う
- 食後30～60分以内に体を動かす
- 筋力トレーニングも取り入れる
- 運動前後に水分補給をする
これらのポイントは、
血糖値が高い人だけでなく、
健康な人でも守っておきたい基本的なことです。
血糖値を下げるだけでなく、
肥満や高血圧、高脂血症などの
生活習慣病の予防や改善にも役立ちます。
血糖値を下げるために…水分補給も忘れずに
血糖値を下げるためには、
食事と運動だけでなく、水分補給も大切です。
水分補給は、
血液の流れを良くして
血糖値を下げる効果があります。
水分補給のポイントは次の通りです。
- 1日に2リットル以上の水分を摂る
- 食前や食間に水やお茶などの無糖飲料を飲む
- 食後は30分以上経ってから水分を摂る
- コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料は控える
- スポーツドリンクやジュースなどの甘い飲み物は避ける
水分補給は、血糖値だけでなく、
便秘や肌荒れなどの予防や改善にも役立ちます。
また、水分補給は、
満腹感を得られるため、食欲を抑える効果もあります。
まとめ
40代女性は、
加齢やホルモンバランスの変化などで
血糖値が上昇しやすくなります。
血糖値が高いと感じたら、
医師に相談しましょう。
また、日常生活で
食事と運動に気をつけることが、
血糖値を下げるために必要です。
さらに、水分補給も忘れずに行いましょう。
血糖値をコントロールすることで、
糖尿病やその合併症を予防することができます。
40代女性は、
自分の血糖値に気を配り、
健康的な生活を送りましょう。
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